排尿痛とは?男性・女性ごとの原因、治療など 新宿の泌尿器科 新宿駅前クリニック 皮膚科 内科 泌尿器科

排尿痛

排尿痛(はいにょうつう)とは、排尿時、または排尿の前後にかけて、尿道、膀胱、下腹部などに感じる痛みや不快感のことです。「尿道痛」や「おしっこする時痛い」などと表現されることもあります。

排尿時にいつ痛みが生じるかにより、初期排尿痛（おしっこし始めに痛む）、 終末時排尿痛（おしっこ終わりごろに痛む）、 全排尿時痛（排尿中ずっと痛む）に分けることができます。

原因

排尿痛の最も一般的な原因は、細菌感染による尿路感染症(膀胱炎、尿道炎など)です。

膀胱炎

大腸菌などの細菌が尿道から膀胱に侵入し、炎症を起こします。頻尿、残尿感、血尿、下腹部痛を伴うことが多いです。 女性は尿道が男性よりも短いため、膀胱炎にかかりやすい傾向があります。

 

尿道炎

尿道に細菌が感染して炎症を起こします。男性に多く、性感染症（クラミジア、淋病など）が原因となることもありますが、性病以外にも、皮膚表面に付着していた大腸菌が尿道口から入り込み、尿道炎を引き起こすこともあります。

 

前立腺炎（男性）

前立腺に細菌が感染して、排尿痛のほかにも、頻尿、残尿感、会陰部の不快感などを引き起こします。

腎盂腎炎

膀胱炎が進行し、細菌が腎臓まで達して炎症を起こすと腎盂腎炎になります。膀胱炎は発熱しませんが、発熱、悪寒、腰の痛みを伴います。

尿路結石症

腎臓、尿管、膀胱にできた結石が尿の通り道を刺激したり、詰まらせたりすることで激しい痛みや血尿、頻尿などを引き起こすことがあります。

その他にも、間質性膀胱炎、過活動膀胱、尿道ポリープ、悪性腫瘍、薬剤による副作用なども排尿痛の原因となることがあります。

検査

尿検査をおこないます。

治療法

尿路感染症であれば、抗生物質の内服で治療します。腎盂腎炎や前立腺炎の場合は、抗生物質の点滴が必要になることもあります。

注意点

膀胱炎などは自然治癒する可能性もなくはありませんが、ドラッグストアなどで販売されている内服の市販薬には抗生物質が含まれていません。

症状を早く治すためにも、以下の点を心がけると良いでしょう。

【水分をこまめに摂る】
尿量を増やし、膀胱内の細菌を体外に排出するのを助けます。

【排尿を我慢しない】
膀胱に尿が溜まりすぎると、細菌が増殖しやすくなります。

【体を冷やさない】
特に下腹部を冷やさないようにしましょう。

【睡眠をしっかり取る】
十分な睡眠を取り、免疫力を高めることが大切です。風邪をひいたり精神的ストレスで悪化することもあります。

【排尿痛は何科にかかるべきか?】
排尿痛の症状がある場合、まずは泌尿器科を受診することをおすすめします。男性であれば泌尿器科、女性であれば泌尿器科もしくは婦人科におかかりください。

まとめ

新宿駅前クリニック泌尿器科では、排尿痛の原因となる膀胱炎、尿道炎の検査、治療を保険診療でおこなっています。エコーやレントゲンなどの設備がないため、尿路結石、前立腺炎の診療はおこなっておりません。

当院泌尿器科の診療内容

新宿駅前クリニック泌尿器科では、排尿痛の原因となる膀胱炎、尿道炎の検査、治療を保険診療でおこなっています。エコーやレントゲンなどの設備がないため、尿路結石、前立腺炎の診療はおこなっておりません。

保険診療を受ける場合には、検査代や診察代だけでなく薬の処方も保険適用(自己負担3割)になります。