風邪症状がない方や濃厚接触者ではない方で保険適応にならなければ、
自費で25000円(税込)になります。
新型コロナ(PCR検査)
新型コロナとは?
新型コロナとはコロナウイルスの一種で、コロナウイルスの中には、重症急性呼吸器症候群(SARS)、中東呼吸器症候群(MERS)、それ以外にも4種類のコロナウイルスが確認されています。
原因
飛沫感染や接触感染が原因となり感染します。
くしゃみ、つば、咳などの飛沫に含まれるウイルスを、口や鼻から吸って感染することを飛沫感染といいます。
ウイルスが付着した物などを触り、触った手で口や鼻を触ることにより、粘膜から感染することを接触感染といいます。
症状
無症状でも感染していることがあります。
症状がある場合には、咳、発熱、頭痛、喉の痛み、倦怠感、嗅覚異常、味覚異常、下痢などの症状が生じます。
症状が悪化すると肺炎を引き起こし、息切れ、呼吸困難となることもあります。
新宿駅前クリニック内科では、レントゲンやCTなどの精密検査をおこなう設備がないため、息切れや呼吸困難の症状がある方は設備の整っている病院におかかりください。
潜伏期間
潜伏期間は1~14日前後ですが、平均5日前後ほどで発症します。オミクロン株は潜伏期間が平均3日前後と従来株より短い傾向にあります。
ウイルスの排出は、発症する2~3日前から始まり、発症直後が最も感染力があり、発症後8日ほどで感染力は大幅に低下します。
検査
現在感染しているかどうかを調べるには、PCR検査、抗原検査をおこないます。
過去に感染したことがあるかを調べたい場合には、抗体検査をおこないます。
・新型コロナPCR検査
PCR検査はウイルスに特徴的な遺伝子の配列を検出します。
新宿駅前クリニック内科では、風邪症状など新型コロナ感染症を疑わせる症状がある方、濃厚接触者の方であれば、新型コロナウイルスPCR検査を保険適応(公費負担)で2800円ほどで、予約不要でおこなっています。
保険適応外(自由診療)の場合は、25000円(税込)になりますのでご了承ください。
詳細は新型コロナPCR検査(保険適応で2800円)のページをご覧ください。
当院内科での検査は、鼻腔検査(鼻の入り口から2~3cmを綿棒で擦り、鼻腔ぬぐい液を採取する)になります。
・新型コロナ抗原検査
抗原検査はウイルス特有のタンパク質を検出します。
抗原検査はPCR検査に比べ検出率は下がりますが、発症してから2~9日以内の症状がある場合、新型コロナ抗原検査キットと新型コロナPCR検査の結果の一致率が高いことが確認されています。
現在、新宿駅前クリニック内科では、抗原検査はおこなっておりません。
PCR検査と違い特殊な設備を必要とせず、15~30分前後の短時間で検査結果が出ます。
・新型コロナ抗体検査
抗体検査は、過去に感染したことがあるかどうか検査します。抗原検査、PCR検査と異なり、現在感染しているかどうかの診断にはなりません。
新宿駅前クリニックでは、新型コロナウイルスIgG抗体検査(アボット社・CLIA法)を6000円(税込)、予約不要で実施しています。
当院で血液を採取し、保健科学グループの検査センターにて、精密機器を用いた検査になります。
迅速検査キットやIgM抗体の検査は、他社製品で精度に問題がある報告(偽陰性や偽陽性など)もあるため、おこなっておりません。
治療
治療に関しては、以下のページをご参照ください。
予防
日本国内で接種されているワクチンは、ワクチン効果が約95%とされています。接種したからといって必ずしも発症しないわけではありませんが、発症しても重症化を防ぐことができます。
ワクチン効果が95%という意味は、ワクチンを接種していない場合、1万人当たり100人が感染してしまうところを、ワクチン接種の場合、1万人当たり5人の発症者まで減らすことができます。
●注意点
感染をできるだけ防ぐには、手洗い、うがいなどをして、「3つの密」を避けること等が重要です。
「3つの密」とは、以下の状況であり、感染リスクが高くなります。
① 換気の良くない「密閉」空間
② 多くの人が「密集」している場所
③ 手を伸ばしたら届く距離などの「密接」している