ステロイド 新宿、皮膚科、内科、泌尿器科の新宿駅前クリニック。新宿駅西口の駅近で夜間診療もしております。

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ステロイド

ステロイド
ロコロイド

ステロイドの歴史は古く1948年にフィリップヘンチ博士がリウマチの特効薬として使用し多くの患者様の症状を軽快させ、ノーベル医学生理学賞を受賞したところから始まります。
当時リウマチは不治の病として知られ、有効な治療手段もありませんでした。そのため前日までリウマチのためにベッドに寝たきりになっていた患者にステロイドを内服させたところ翌朝にはベッドの横でダンスを踊っていたと逸話が残っており、これがニューヨークタイムズ紙に取り上げられ、「奇跡の薬」として紹介されました。

【ステロイドはホルモンのひとつ】

ステロイドは副腎(両側の腎臓の上に付着するようにして存在する小さなホルモン分泌臓器)からつくられるホルモンの一つです。作用は身体の免疫力を抑制して炎症をコントロールしています。炎症には白血球が関連することが大半であるためステロイドは白血球の活動を強力に抑制する効果があります。

薬として体内に投与される場合医学的には炎症を主体とする比較的重症な全身状態、疾患に使用されており、効果も非常に強いです。

ステロイド内服剤の副作用

しかし、ステロイド内服剤を長期間使用すると、副作用が出てくる可能性があります。例えばステロイド使用中は細菌に感染しやすい傾向があります。そのため普段健康な人々がかからないような感染症などにかかりやすくなります。

またステロイドは身体の代謝機能に影響します。そのため糖尿病の誘発、タンパク異化作用により皮膚が薄くなる、筋肉から脂肪への置換がおこり筋力低下が目立つ、白内障の進行がみられます。また他に血液中の脂質合成や脂肪合成促進に伴い、動脈硬化や満月様願望、腸管からのカルシウム吸収の抑制による骨粗しょう症の誘発、胃粘膜保護作用があるムチンの減少により消化性潰瘍ができやすくなります。

精神面では、ステロイド精神病と言って不眠症状や気分の高揚感が続く多幸症、それとは逆にうつ病などを併発することがあります。

このようにステロイド内服剤の長期の使用は多くの副作用があることから、アトピーなどの皮膚の炎症性疾患には外用薬(塗り薬)で対応します。外用薬は体内への代謝に影響を与えることが少ないため、内服薬と比べると副作用も少なく使用することができます。

ステロイド外用剤の作用の強弱分類

ステロイド外用剤といっても強さが様々です。薬の吸収は、同じ皮膚でも場所によって違います。特に手や足の裏は吸収が低いため、アンテベートやデルモベートなどのランク4~5を、顔・陰部は吸収がとても高いので、ロコイドやキンダベートなどのランク2を使用することが多いです。よく効くからといって、余った薬を処方された以外の違う場所に塗るのは止めておいた方が無難ですので、医師と御相談をお勧めします。

【ランク5】strongest(最強)

プロピオン酸クロベタゾール(0.05%)、酢酸ジフロラゾン(0.05%)、デルモベート、ジフラール、ダイアコート

【ランク4】very strong(かなり強い)

プロピオン酸デキサメタゾン(0.1%)、ジプロピオン酸ベタメタゾン(0.064%)、ジフルプレドナート(0.05%)、吉草酸ジフルコルトロン(0.1%)、フルオシノニド(0.05%)、アムシノニド(0.1%)、ハルシノニド(0.1%)、ブデソニド(0.05%)、酪酸プロピオン酸ヒドロコルチゾン(0.1%)、酪酸プロピオン酸ベタメタゾン(0.05%)、フランカルボン酸モメタゾン(0.1%)、メサデルム、リンデロン-DP、マイザー、ネリゾナ、テクスメテン、トプシム、シマロン、ビスダーム、アドコルチン、ブデソン、パンデル、アンテベート、フルメタ

【ランク3】strong(強力)

吉草酸ベタメタゾン(0.12%)、プロピオン酸ベクロメタゾン(0.025%)、吉草酸デキタメタゾン(0.12%)、吉草酸酢酸プレドニゾロン(0.3%)、フルオシノロンアセトニド(0.025%)、プロピオン酸デプロドン(0.3%)、リンデロンV、ベトネベート、トクダーム、プロパデルム、ザルックス、ボアラ、リドメックス、フルコート、フルベアン、エクラー

【ランク2】medium(中等度)

トリアムシノロンアセトニド(0.1%)、ピバル酸フルメタゾン(0.02%)、酪酸ヒドロコルチゾン(0.1%)、酪酸クロベタゾン(0.05%)、プロピオン酸アルクロメタゾン(0.1%)、ケナコルトA、レダコート、テストーゲン、ロコイド、キンダベート、アルメタ

【ランク1】weak(弱い)

デキサメタゾン配合剤、デキサメタゾン(0.1%)、プレドニゾロン(0.5%)、酢酸ヒドロコルチゾン(1%)、フルドロキシコルチド、ヒドロコルチゾン、オイラゾンD、グリメサゾン、デキサメサゾン、プレドニゾロン、デルポPD、コルテス、テラ・コートリル、ドレニゾン、オイラックスH

ステロイド外用剤がよく使われる皮膚病

(アトピー性皮膚炎)、湿疹、かぶれ、あせも、脂漏性皮膚炎、乾癬など、様々な皮膚病に対してステロイド外用剤は使用されます。

ステロイド外用剤の注意点

注意するべきなのはステロイド外用薬は炎症を抑える塗り薬です。ステロイド外用剤を長く使用しても、なかなか改善しない場合は他の皮膚病のこともあります。治りが悪ければ、その時は早めに皮膚科へご相談ください。

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