認知症を引き起こす「神経梅毒」 :新宿、皮膚科、内科、泌尿器科の新宿駅前クリニック。新宿駅西口の駅近で夜間診療もしております。

東京都新宿区西新宿1-11-11河野ビル3F(ヨドバシカメラゲーム館の上)

  • 認知症を引き起こす「神経梅毒」

認知症を引き起こす「神経梅毒」

梅毒の症状

かつて、梅毒は「謎の病気」として恐れられていました。全身に現れる「バラ疹」や「鼻が落ちる」といった目立った症状のほか、認知症や精神障害のような神経症状もその理由です。治療法が確立された現在も、何年も放置されればこうした神経症状につながる危険性があります。今回はこの「神経梅毒」と呼ばれる症状についてお話ししましょう。

「神経梅毒」とは?

梅毒の感染から治療を行うことなく数年が経過すると、原因菌である「トレポネーマ」が脳や脊髄を侵食し、神経症状が現れることがあります。「神経梅毒」とは、こうした梅毒の進行によって引き起こされる神経症状の総称です。

梅毒は症状の進行度によって四つのステージに分けられていますが、神経梅毒は感染から3年程度経過すると到達する三期以降の梅毒で起こる症状です。現在は検査方法や治療方法が確立されているため遅くとも二期の段階で完治するケースが大半ですが、その昔は一度梅毒に感染してしまえば三期、四期までの進行を免れることはできませんでした。明治時代ごろの資料では、梅毒に感染した結果として神経症状を引き起こし、最終的に死に至った人々の記録が数多く残っています。

神経梅毒の症状

神経梅毒の症状は「髄膜血管型」「実質型」の2タイプに分けて考えられています。

髄膜血管型

比較的初期のステージから症状を現すのが「髄膜血管型」の神経梅毒です。二期で現れることの多い頭痛、発熱などもこのタイプに分類されます。その後、数年から数十年放置されると、脳梗塞や運動障害、感覚障害、排尿障害を引き起こすようです。

実質型

実質型は感染後10~30年が経過してから発症する神経梅毒です。実質型は「脊髄癆」と「進行麻痺」の二種類に分けることができます。

脊髄癆

原因菌が脊髄にまで新職位、神経系に異常が起こります。背中、脚の痛み、歩行失調、知覚過敏、間隔以上、排尿障害といった症状が代表的です。感染からは20~30年という長い期間の後に症状が現れます。

進行麻痺

脳そのものが原因菌によって侵されてしまうと、進行麻痺の症状が現れます。具体的には記憶障害、判断力低下、不眠、人格の変化なのです。この状態になり、治療を受けずに3~5年が経過すると死に至ると言われています。

現在も神経梅毒のリスクはゼロではない

神経梅毒の症状が脅威となっていたのは、1940年ごろまでです。現在は三期、四期まで梅毒が進行することはほとんどありません。

しかし、意図的に放置してしまえば深刻な神経梅毒の症状を引き起こしてしまう可能性は十分にあります。遅くとも二期の段階には治療を受け、それ以上症状が進行することのないようにしましょう。

新宿駅前クリニックでは梅毒の検査、治療を行っております。梅毒と思しき症状を感じている方は、早めにご来院ください。

ページトップへ