梅毒 新宿、皮膚科、内科、泌尿器科の新宿駅前クリニック。新宿駅西口の駅近で夜間診療もしております。

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なぜ、梅毒感染が増えているのか

最近になり、梅毒の患者様が増えているとニュースで話題になりました。
梅毒は、戦後、抗生物質の普及に伴い、急速に減少しました。主に、性交渉で感染する病気です。

日本では西暦1512年に初めて明確な患者の記載がある昔から知られた古い感染症です。戦国、江戸、明治時代にかけて多くの患者が発生し第2次世界大戦後に抗生物質(ペニシリン)の普及に伴いに激減、1990年代には日本でも年間500人程度の発生に抑えられるようになりました。

しかし2013年ころよりその様相は一変します。患者数は急激に増加に転じ、2017年には5800人に達しています。

つまりこの数年で5~6倍に増加したわけです。さらに男女では男性は30代、女性では29歳以下の患者数の増加が中心であり、このことからも異性間での性交渉による感染が背景に考えられます。

これは感染症として警戒すべきレベルで日常のパートナーとのかかわりにおいて十分に接触してもおかしくない状態といえます。梅毒感染が増えているのか解明されていませんが、今回なぜ、梅毒が増えてきたのか考えてみました。以下は、あくまで個人的な仮説ですので、ご参考までに。

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訪日外国人の増加?

梅毒患者の数が増加し始めた2013年はちょうど外国人観光客の数の増加とタイミングが一致しているのです。2017年の報告によると外国人観光客のうち中国人の訪日客は全体の25%を占めます。現在中国における梅毒患者の数は日本以上の増加をみせており、その数は日本の300倍とも言われています。両国の人口比を考えてもこの数は梅毒が非常に蔓延していることを示唆する数字です。外国では日本以上に梅毒が蔓延している国が多くあり、中国に限らずこれらの梅毒感染者の観光客が訪日し日本にある性サービスを利用することで感染が急激に拡大したとも言われています。

医師側の診療経験不足?

患者と医師の梅毒に対する意識の低下が挙げられます。戦後患者数が激減し病気として過去のものになった意識が強くなりました。それは医師も同じで梅毒患者になんて今の時代そうめったにみない。そんな感覚が強かったと思われます。実際に典型的な症状を診たことのある医師の数も減り、知らなければ梅毒に特徴的な皮疹とわからなくなったのも事実です。そのため初期の症状で受診したとしてもそれを梅毒であると疑えなくなったことが影響していると思われます。

抗生物質処方抑制による服用機会の低下?

病院にかかった際に、耐性菌の問題もあり、医師が抗生物質の乱用を避ける傾向にあるため、風邪をひいたときなどに抗生物質を飲んでいた人が、処方されなくなって、梅毒が治療されずに増えてきたのかもしれません。

ネットなどによる梅毒検査の啓蒙活動や、検査キットの発達により、梅毒検査回数の増加?

ネットの発達により、梅毒の啓蒙が進み、梅毒が心配になった人が郵送検査キットを使い、梅毒に感染していることが判明することが多くなったのかもしれません。今までは、検査せずに、抗生物質を飲んで知らないうちに治っていたということでしょうか。

梅毒の検査で必要な検体は少量の血液です。ネットでできる検査キットは非常に簡単で何よりも自分以外にその検査を受けたことが知られないことがメリットです。

使用方法としてはまずしっかり手洗いをし、消毒用のアルコール綿でしっかり手指をぬぐいます。消毒液が乾いたところでキットに入っているランセット(小さな細い滅菌針が内蔵されたキット)の先端を手指先端の腹側に押し付けます。そうすると滅菌された針が指を刺しすぐに引っ込み、わずかに刺した部位から血がにじんできます。この血液をキットに含まれているろ紙に吸収させ、ろ紙先端より2cm程度のところまでにじむように血液を付着させます。血液採取後は刺した部位をティッシュペーパーなどで軽く圧迫しあと絆創膏などで保護します。あとはそのろ紙を指定の封筒にいれ検査会社に郵送すれば結果を郵送もしくはインターネットなどで見ることができます。

保健所への報告の徹底?

梅毒陽性であった場合、陽性が何例あったか報告するのですが、なんらかの原因で、今まで報告していなかった医療機関が報告するようになって、増えた可能性も否定はできません。

実は感染症法に基づき医療機関には特定の感染症に関して届け出義務があります。この届出義務の徹底が昨今の感染症の把握に役立つと同時に罹患患者数を増やしているとも考えられます。

梅毒も感染症法において第5類に分類されており診断から7日以内に年齢、性別、病名、症状、診断方法、初診日、診断日、推定感染時期、感染原因、感染経路、感染した地域、診断した医師の住所及び氏名を届け出ることになっています。

東京都新宿南新宿検査・相談室でも、無料で梅毒検査・エイズ検査をおこなっていますので、気になる方は、検査に行かれるとよいでしょう。一般的には、梅毒の検査(血液検査)や治療は、男性であれば、泌尿器科、性感染症内科(性病科)、女性であれば、婦人科、性感染症内科(性病科)で、実施しています。新宿西口の新宿駅前クリニックでは、予約不要で、自由診療の場合、梅毒検査3000円(税込)でおこなっています。

梅毒の症状

梅毒は症状の進行に応じて4段階のステージに分けられています。最初の潜伏期間は3週間程度です。その間に梅毒の原因菌となるスピロヘータが体内へ侵入し全身へと拡がっていきます。

第1期になると痛みのない、えぐれたような潰瘍(下疳と呼ばれます。)が性器周辺に形成されます。いわゆるこれがスピロヘータの侵入部位で1カ月ほどで消えてしまいます。複数の下疳が出現し時々性器ヘルペスなどと混同することもありますが見た目の割に痛みが少ない点が梅毒の特徴です。

第2期はいよいよスピロヘータが全身に出回り、身体としてもスピロヘータに対する激しい免疫反応がみられる時期です。そのため第2期は炎症や痛みによる症状が主体となります。主には発熱、倦怠感、咽頭痛、筋肉痛、関節痛、全身のリンパ節腫脹などを伴います。また皮膚症状としては顔面、体幹、四肢に痛みやかゆみのない(あっても軽度)淡紅色の1~2cm程度のあざのような皮疹がみられます。これを通称バラ疹と呼びます。このバラ疹は梅毒には特徴的な症状といえます。

さらに粘膜特に口の中や陰部に第1期でみられた下疳よりもやや周囲が盛り上がった感じの潰瘍を伴う病変(硬性下疳)が出現します。また頭皮の脱毛も目立ち、いわゆる10円ハゲのような円形脱毛症がいくつか出現します。

そして第3期以降になると皮膚、筋肉、骨など全身のあらゆるところに数センチ大のゴムのような弾力性のある腫瘤(ゴム種)が生じるようになります。このゴム腫がそのうち腐って崩れてくることがあります。そうすると身体中に形が崩れたような腫瘤が現れ、とても痛々しい姿になります。例えば鼻の軟骨にもこのゴム腫は形成されやすく、抗生物質のなかった時代にはそのように顔が崩壊したような進行した梅毒患者がいたと言われています。

さらに梅毒を放置すると第4期となります。これは感染から10年以上が経過した状態で各内臓に炎症が波及します。特に神経に到達することで髄膜炎による意識障害をおこしたり、脳や脊髄内へスピロヘータが侵入すれば麻痺症状や、けいれん、人格変化、知能障害、情緒不安定などを引き起こします。また大動脈のような大きな血管にも炎症が及ぶため大動脈瘤を形成し、最悪これが破裂すれば命に関わる原因となります。

現代の日本ではみられないですが、もし第4期となるともはや中枢神経に回復不能なダメージを負っている状態で、この段階でいくら治療をしても元の元気な姿を取り戻すことは難しいだろうと思われます。それどころか最終の四期になると死に至る可能性も高くなります。

梅毒の治療法

ペニシリンをはじめとする抗生物資を必要に応じて処方します。
中にはペニシリンに対するアレルギーの患者様もいるため塩酸ミノサイクリンなどの別の薬剤を使用することもあります。病期によって抗生物質の投与期間には差があり、一般的には第1期の場合は2~4週間、第2期では4~8週間、第3期以降では8~12週間を必要とします。

病期が進むほど内服期間は長くなります。また病期がどうであれ感染後1年以上経過している場合や感染時期が不明な場合は8~12週間の抗生物質の投与がすすめられています。

更に抗生物質の投与が開始されて数時間程度たつと約半数の人に発熱、全身倦怠感、悪寒、頭痛、発疹などがみられることがありますが、これは薬の副作用ではなく体内のスピロヘータが破壊されて起こる生体反応です。これに対してはあらかじめ解熱鎮痛薬なども合わせて内服するように指示されることがあります。

梅毒の治療効果は血液検査にて行います。STS法と呼ばれる梅毒の血中抗体価を測定することで定期的に梅毒の活動性を追跡していき値が低下していくかを確認します。治療後6カ月以上経過しても16倍以上の値を示してくる場合は治療が不十分であるもしくは再感染が疑われます。

またこのような治療効果不十分と判定されるケースではHIV感染をはじめとした他の性感染症も併発している可能性があり、その評価も推奨されます。

梅毒の注意点

性感染症の治療の鉄則は感染者の治療と感染の拡大を防ぐことです。もし自分の感染が判明した場合にはパートナーも必ず治療するように直接伝えることが大切です。

梅毒は何科にかかるべきか

梅毒は泌尿器科、性病科、皮膚科におかかりになるとよいでしょう。(新宿で泌尿器科をお探しなら、新宿駅前クリニック)へお気軽にご相談ください。

梅毒の豆知識

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