ピロリ菌 新宿、皮膚科、内科、泌尿器科の新宿駅前クリニック。新宿駅西口の駅近で夜間診療もしております。

東京都新宿区西新宿1-11-11河野ビル3F(セブンイレブンの上)

  • ピロリ菌
 

ピロリ菌

ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)とは、胃や十二指腸の粘膜に感染する細菌です。胃は強い酸性の胃酸があるため、細菌は通常住むことができませんが、ピロリ菌は、アンモニアを出すため、酸を中和して生息することができます。粘膜に悪影響を与え、胃潰瘍や十二指腸潰瘍を引き起こします。また、ピロリ菌に感染している人では胃がんの発生率が高いため、最近では内服薬による除菌も行なわれています。
日本人はピロリ菌に感染している人が多く、日本では20歳までのピロリ菌の感染率が20%以下で、50歳以上の世代では、感染率が70%と極めて高く、世代により違いがみられています。50歳以上の世代が感染率が高いのは、上下水道が充分に整備されていまかった子供時代を過ごし、飲み水などの衛生状態が現代ほど清潔に保たれていなかったためです。

ピロリ菌の症状

ピロリ菌感染しているだけでは、ほとんど症状がありませんが、胃炎や胃潰瘍十二指腸潰瘍になると、胃もたれ、胃の痛み、胃の違和感、胃の膨満感などの症状が起こります。

ピロリ菌の原因

ピロリ菌によってアンモニア出されて、胃や十二指腸の粘膜を障害することが明らかにされています。菌がもつ蛋白分解酵素が粘液を分解して、胃の防御機構を低下させることも関係しているといわれています。

ピロリ菌の検査

ピロリ菌の感染しているかどうか調べるために、尿素呼気試験法が中心に行なわれています。診断薬を服用して、服用前後の呼気を集めて診断します。最も精度の高い診断法で、簡単に行えるため、感染診断前と除菌療法後4週以降の除菌判定検査に推奨されています。

◆ ピロリ菌検査は保険が適応されないため、1回8000円になります。

  1. 検査薬服用前に呼気を専用のパックに吹き込み採取します。
  2. 検査薬をつぶさずに、空腹時に水100mLとともに、噛まずに内服します。
  3. 検査薬内服20分後の呼気を別の専用パックに吹き込み採取します。

それ以外にも、内視鏡を使う検査もありますが、胃粘膜の一部を採取して、診断するため、採取した部分にだけ、ピロリ菌がいない場合もあり、判定に間違いが生じることもあります。

ピロリ菌の治療法

ピロリ菌の除菌には、胃酸の分泌を強力に抑制するプロトンポンプ阻害薬(タケプロン、オメプラール、パリエットの中の一種類)と2種類の抗生物質(アモキシシリンとクラリス)の3種類の薬を同時に一週間内服します。一回の除菌で、80%前後は除菌に成功して、胃の中からピロリ菌は完全に消えてなくなります。内服中の副作用としては、軟便、下痢などが10%前後でありますが、ほとんどが軽いもので、自然に回復します。一週間の除菌療法終了後4週間以上あけて、尿素呼気試験法で除菌判定を行ないます。

ピロリ菌の予後

除菌治療は胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの消化性潰瘍の再発を抑制する画期的な治療法ですが、20%前後で、うまく除菌されないこともあります。うまくいかなかった場合は、以前からの胃潰瘍十二指腸潰瘍の薬を飲み続けるか、再除菌します。再除菌はアモキシシリンをメトロニダゾールに変更して、再び一週間内服します。

 
ページトップへ