B型肝炎 新宿、皮膚科、内科、泌尿器科の新宿駅前クリニック。新宿駅西口の駅近で夜間診療もしております。

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B型肝炎とは

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B型肝炎ウイルス

B型肝炎ウイルス(HBV)が肝臓に感染することで発症する病気で、感染後に全身倦怠感や食欲不振、悪心、嘔吐などの症状が出ます。初期においては自覚症状が無い場合が多いため無自覚のまま進行して行きやすい病気です。
主な感染経路は、HBV感染者の血液との接触、またはHBV感染者との性交渉などがあります。また、HBV感染した母親から子に伝染する母子感染のケースもあります。病気が進行すれば、肝硬変や肝がんなどの重大な合併症に至る場合もあり、経過を注意深く見る必要があります。

B型肝炎の症状

自覚症状がない場合もあり、そのまま回復するケースも有ります。症状が出る場合は、食欲不振、嘔吐、倦怠感、関節痛、発熱などがあります。肝臓周辺に鈍痛を感じる場合もあります。B型肝炎が慢性化した場合は、肝臓病に特徴的な色の濃い尿や黄疸が出てきます。さらに進行すすれば肝硬変や肝がんの症状を発症します。
なお、母子感染でも自覚症状がない場合が多く、そのまま病気が進行して慢性肝炎または肝硬変になり、倦怠感などの身体の異常を感じ初めて受診する方も多く見られます。しかし、症状の現れ方には個人差があり、急速に肝炎が進行する方もいます。

B型肝炎の原因

B型肝炎ウイルスが体内に侵入した後、肝臓で増殖して血液を通して循環していきます。その際、体内の免疫細胞がウィルスを察知して排除する働きを行ないますが、増殖元である肝細胞の破壊もされます。
また、B型肝炎ウイルスを完全に排除することはできないため、放置しておけば徐々に病気が進行していきます。

B型肝炎の感染経路

主な感染経路として考えられているのが、B型肝炎ウイルス保有者との性交渉、注射器の使い回しや歯ブラシの共有、そして入れ墨など他者の血液と接触した場合などです。また、B型肝炎ウイルスに感染した母体から赤ちゃんの体内に入る母子感染があります。
ただし母子感染については、近年では母子感染予防対策が行われるようになったため、適切な処置を行えば防ぐことができます。なお、日本人の場合、ほとんどが母子感染が原因と考えられています。輸血時の感染を心配される方もいますが、近年ではウィルスチェックが厳格化されているため、輸血による感染はほとんどありません。B型肝炎ウィルスには遺伝子型が異なるものがあり、日本固有のものと海外から入ってきたものに分けられます。日本固有のウィルス感染の場合は慢性化しにくいと言われています。

B型肝炎の潜伏期間

感染して症状出現まで1ヶ月~6ヶ月とされています。

B型肝炎の検査

採血による抗体検査により、HBVに感染しているか確認します。検査数日後に結果が判明します。その他肝組織や機能の検査項目として、肝細胞の損壊度(ALT(GPT)、AST(GOT)、ALP、LDH)、アルコール性障害(γ-GTP)、黄疸の程度(血清ビリルビン)などがあります。また、合併症として肝がんを発症する可能性もあるため、腫瘍マーカーとしてAFP、PIVKAII、AFP-L3分画などの確認も定期的に行うこともあります。
その他、腹水を確認するために腹部超音波検査、CT検査、MIR検査などの検査を行ない、肝線維化の進行により胃食道静脈瘤に至る可能性がある場合は上部消化管内視鏡検査を行ないます。以上の検査を症状に合わせて行ない、以降の治療の参考にします。なお、新宿駅前クリニック内科では、精密検査機器はなく、治療はおこなっておりません。

B型肝炎の診断

主に抗原抗体を測定した結果で診断します。抗原とはウイルスなど異物の表面に存在しているもので、抗体とは異物が体内に侵入してきた時に身体を防御するために機能するタンパク質の1つです。B型肝炎ウィルスなどの異物(抗原)が体内に侵入すると、その抗原と特異的に結合する抗体が体内で生成され、その異物を排除するように機能します。1つの抗原に対して1つの抗体が対応します。
この抗原と抗体をウイルスマーカーと呼びます。このウィルスマーカーを確認することでウィルス感染を確認して診断をします。B型肝炎ウィルスの診断においては、HBs抗原抗体、HBe抗原抗体、IgM型HBc抗体などのウィルスマーカーを確認します。

B型肝炎の治療法

B型肝炎ウィルスを完全排除することは非常に困難です。したがって、B型慢性肝炎の治療としては、ウィルス増殖を抑えて炎症を解消するという方針になります。ウィルス増殖を抑えるためには、インターフェロン療法などで免疫の働きを高めることでウイルス抑制を図る方法と、抗ウイルス剤で直接的にウイルスの増殖を抑える方法があります。また肝臓組織の損壊を防止する肝庇護療法を行ないます。
各々の治療方法にはメリット、デメリットがあるため、患者さん自身の体質や症状などを総合的に勘案して決めることになります。なお、B型急性肝炎の場合は安静にして自然治癒することもあれば、肝庇護療法で治癒できることも多いです。ただし、肝炎が急速に進行する劇症化への可能性には十分注意しながら対応していきます。

B型肝炎予防法

B型肝炎のワクチン接種による予防が有効です。特に母子感染の防止が重要で、出生時にワクチン接種を行ないます。

     
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