貧血 新宿、皮膚科、内科、泌尿器科の新宿駅前クリニック。新宿駅西口の駅近で夜間診療もしております。

東京都新宿区西新宿1-11-11河野ビル3F(セブンイレブンの上)

  • 貧血

貧血

女性貧血の写真

貧血とは、一言で言えば血液中のヘモグロビンが少なくなった状態を言います。ヘモグロビンは赤血球に含まれる赤い色素のタンパク質で、酸素と結合して身体全体へ運搬する働きがあります。鉄分が不足するとヘモグロビンが減少し、その結果貧血の症状が出ます。貧血になると、青白い顔色になり、動悸、息切れ、めまい、全身倦怠感、また思考の働きが鈍くなるなど様々な症状を引き起こします。特に女性の場合は月経により出血するため、恒常的に鉄分が不足しやすく、多くの女性が鉄欠乏症貧血になっています。また、それに伴い新陳代謝が悪くなり頭痛や冷えなども出てきます。動悸や息切れが出るのは、酸素不足を補うために心臓が心拍数を上げるためです。

貧血の原因

様々な原因が考えられます。女性であれば、毎月の月経による出血が原因の場合もあり、また子宮内膜症や子宮筋腫といった女性特有の疾患でも鉄欠乏症貧血になります。妊娠期の赤ちゃんの栄養のために、鉄分が不足することもあります。また男女問わず消化器系の潰瘍による出血や痔の出血でも、やはり鉄分が不足します。また、食生活が原因の貧血もあり、その場合は鉄分が不足しがちな食事が原因です。
その他、胃や十二指腸などの消化管を切除したことにより、鉄分を吸収することが阻害されることが原因の1つです。また、身体の中で鉄バランスが崩れるため、肝臓や脾臓、骨髄に蓄えられている貯蔵鉄が活かされるため鉄欠乏状態が進んで行きます。

貧血の症状

主に次のような症状があります。倦怠感、疲労感、食欲不振、動悸、息切れ、顔面蒼白、めまい、立ちくらみ、耳鳴り、頭痛、首のこり、肩のこり、不安や緊張感、寝起きが悪い、口内炎、髪が傷む(枝毛や抜け毛)、爪の変形、抑うつ状態。なお、これらの症状は全てが出るというわけではなく、体質と既往歴等により症状の出方に個人差があります。重症化すると、さらに別の疾患に繋がることもあります。

貧血の検査

血液検査で血中ヘモグロビン量を調べて貧血の診断を行ないます。赤血球の数とヘモグロビン量を比較することで、詳細な貧血の種類を調べることが出来ます。貧血の種類には、小球性低色素性貧血と正球性正色素性貧血などがあります。小球性低色素性貧血は、赤血球の減少に比例してヘモグロビンも減少するタイプの貧血です。正球性正色素性貧血は、赤血球1個あたりのヘモグロビン量は変わらず、赤血球自体が減少するタイプの貧血になります。そのため、赤血球の数とヘモグロビン量の比率を見ることで、これら貧血の種類を見極めることが出来ます。なお、高齢者の鉄欠乏性貧血の場合は、消化器系の腫瘍などが原因であることも比較的よく見られるため、内視鏡検査なども併せて行うことがあります。

貧血の診断

一定量の血中の赤血球の数、ヘモグロビンの濃度、ヘマトクリット値を調べ、基準値を下回れば貧血と判断します。ヘマトクリット値とは、一定量の血液中に占める赤血球の容積の割合を示す数値です。

貧血の治療法

鉄欠乏性貧血の場合は、食事療法と薬物療法が中心となります。薬物療法としては、鉄剤を一定期間服用して鉄分補給を試みます。その後再検査して症状の改善具合を確認します。同時に食事療法として鉄分不足にならないよう食生活の指導を行ないます。なお、検査で改善が認められてもしばらくは鉄剤の服用を続けることになります。
鉄剤の副作用として、鉄が胃腸粘膜を刺激することから嘔吐やむかつき、下痢などが出る場合があります。その場合は内科の医師の指示に従い、鉄剤の服用タイミングを変えたり、また服用量自体を減らしたりして対応します。また、お茶やコーヒーのタンニンが鉄の吸収を妨げるという心配もよく聞かれますが、過剰にお茶やコーヒーを摂取しない限りは問題はありません。もし、一定期間鉄剤を服用しても症状の改善が見られない場合は血液疾患の疑いあるため、血液内科専門医による診断が必要となります。

貧血を予防するための日常の注意

日頃の食生活で、鉄分の多く含まれた食べ物を摂るように心がけることが大切です。鉄分の多い食べ物としては、レバー、豚肉、牛肉がよく知られていますが、その他にも手に入りやすい食材としては、うなぎ、カキ、サバ、いわし、海藻類、貝類、ほうれんそう、小松菜、大豆などがあります。ただし、食品中の鉄分には体内で吸収されやすいヘム鉄と、逆に吸収されにくい非ヘム鉄がありますので、なるべくヘム鉄を多く含有する食べ物を摂ることをお勧めします。また食事では鉄分だけでなく、タンパク質不足にならないように気をつけます。タンパク質は赤血球を造る力を助けます。
なお、鉄分の吸収を助ける補助栄養素として、ビタミンC、B6、B12、葉酸などがありますので、それらを含んだ食べ物を積極的に摂るとよいでしょう。貧血は再発しやすい症状のため、体内に蓄える鉄分を補充するためにも、しばらく鉄剤の服用を続ける必要があります。個人の判断で服用を途中でやめると再発してしまいます。また、定期検診で血液検査を受け、貧血気味になっていないかチェックすることも大事です。

     
ページトップへ