梅毒の検査 新宿、皮膚科、内科、泌尿器科の新宿駅前クリニック。新宿駅西口の駅近で夜間診療もしております。

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  • 梅毒の検査

梅毒の検査内容と注意点

梅毒は性行為によって感染する性感染症の一つです。感染直後には症状が見られず、時間が経ってから発症します。
梅毒の特徴はしこりや潰瘍などが見られても、数週間ほどで自然にその症状が治まることです。

このような梅毒特有の特徴から治ったと勘違いして放置した人は、梅毒の感染に気がつかずに症状を悪化させてしまうケースが多くなっています。

梅毒は早期に正しい治療をすれば治る病気。適切な時期に検査を行い、感染を早期発見することが大切です。

梅毒の感染が疑われてもすぐに検査できない

梅毒の感染経路は主に性行為です。
しかし疑いのある性行為の後、すぐに検査をしても正しい検査結果は得られません。

梅毒の潜伏期間とは

梅毒の潜伏期間は3週間ほどとされ、初期症状はこの潜伏期間後に表れます。
初期症状は、感染部位の皮膚や粘膜に硬結(こうけつ)というしこりが見られ、しこりが潰瘍化した後に数週間程度で自然に治っていきます。

このような初期症状が見られた時点で梅毒の検査を受けても、陰性の結果になる場合があります。

梅毒のウインドウピリオドとは

梅毒の症状が見られても、“ウインドウピリオド”と呼ばれる期間(感染から4週間ほど)を経過しなければ、正しい検査結果は得られません。

ウインドウピリオドとは、ウイルスに感染してから検査で検出できるようになるまでの期間を指します。

梅毒の検査方法

梅毒に感染したかを確認するには、血液検査を行います。
この血液検査の目的は、血液中に存在する“カルジオリピン抗体”や梅毒トレポネーマに対する“TP抗体”を見つけることです。

血液検査の手順

血液検査は一般的な採血検査と同様の手順で行われ、採取した血液から感染の有無を確認します。
検査方法は、「STS検査」「TP抗原法」と呼ばれる検査を組み合わせて行います。

STS検査について

梅毒の病原体である梅毒トレポネーマが体内に侵入すると、細胞が破壊されてカルジオリピンというリン脂質ができます。このリン脂質に対する抗体をカルジオリピン抗体といい、この抗体が血液中にあると梅毒に感染していることがわかります。

STS検査とは、このカルジオリピン抗体の有無を調べる、RPR法、VDRLテスト、ラテックス凝集法などと呼ばれる検査方法を指します。当院ではSTS検査として、梅毒RPR(凝集反応)という方法を採用しています。

TP抗原法について

梅毒に感染すると、原因菌の梅毒トレポネーマに対する抗体“TP抗体”が体内で作られます。つまりTP抗体が血液中にあると梅毒に感染しているということです。

TP抗原法とは、このTP抗体の有無を調べる、TPHA法、FTA-ABS法などと呼ばれる検査方法を指します。当院ではTP抗原法として、TPHA定性(梅毒血球凝集反応)という方法を採用しています。

梅毒の検査結果の見方

梅毒の検査はSTS法とTP抗原法を組みわせて行われ、両方の結果から感染の有無を判断します。

STS法 TP抗原法 結果
陰性(ー) 陰性(ー) 感染なし
陰性(ー) 陽性(+) 梅毒治療後の抗体保有者
陽性(+) 陰性(ー) 初期の梅毒、梅毒以外の病気による偽陽性反応の疑い
陽性(+) 陽性(+) 梅毒感染、梅毒治療中や治療直後の抗体保有者

STS法、TP抗原法、両方の結果が陰性の場合は、感染の可能性は低いとされています。しかし、ウインドウピリオドよりも前に検査を受けた場合は、陰性の結果が出るケースがあります。

TPHAは陰性化しない理由

一度梅毒に感染して体内にできたTP抗体は、梅毒の治療で完治した後も体内に残り続けます。

そのためTPHAが一度陽性になった場合は、陰性化せず検査結果は陽性のままです。
新たな感染が疑われた場合でも、一度梅毒にかかった方は過去に感染した梅毒かどうかの判別が難しいケースもあります。

梅毒の検査を受ける時の注意点

梅毒に感染するとHIV感染症やクラミジアなど他の性病に感染しやすくなる、女性の場合は母子感染を起こすなど、たくさんのリスクがあります。

梅毒の感染を調べるためには、ウインドウピリオドの期間を考えて検査を受けることが重要。梅毒は正しい治療で治る病気なので、怪しいと感じたときは放置せず、検査を受けるようにしてくださいね。

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