トレチノイン 新宿、皮膚科、内科、泌尿器科の新宿駅前クリニック。新宿駅西口の駅近で夜間診療もしております。

東京都新宿区西新宿1-11-11河野ビル3F(セブンイレブンの上)

  • トレチノイン
 

トレチノイン

当院では、現在トレチノインの処方は、中止させていただいております。

トレチノインとは、米国においてしわ、にきびの治療薬としてFDA(日本の厚生労働省にあたる)に認可されており、多くの方が使用している治療薬です。特にしみに対しては、トレチノインとハイドロキノンを組み合わせる併用療法が効果的です。

トレチノインによる しみ治療

表皮の細胞は表皮の基底層と呼ばれる一番深い層で作られ、徐々に表面に押し上げられ、角質となり、最後は皮膚からはがれ落ちます。この表皮の細胞の一生のサイクルを、通常は約4週間かかり、皮膚のターンオーバーと呼ばれています。しみは、表皮の一番深い層(基底層)周辺にメラニン色素が沈着しているためにできます。この層にはメラノサイトと呼ばれるメラニンを作る細胞があります。トレチノインは、表皮の深い層にあるメラニン色素を外に出す作用をもっています。トレチノインは表皮の細胞を活発に増殖させるために、表皮の細胞はどんどん押し上げられて、そのときにメラニン色素を一緒に持ってあがり、2週間から4週間でメラニン色素を外に出します。そして、表皮はメラニン色素の少ない、きれいな新しい皮膚に置きかわります。
しみに対して効果があるとしてチノール(ビタミンA)配合のクリームが1~2万円程度で市販されていますが、市販のレチノールは、作用が弱いため、あまり効果が期待できません。レチノールはすぐに活性が失われてしまうため、効果はトレチノインの100分の1程度です。

トレチノインによる ニキビ治療

にきびは皮脂腺の機能が亢進するとともに、毛孔の入り口に角質が異常に厚くなり、蓋をしてしまうことにより起こります。トレチノインは、毛穴に蓋をしている角質をはがれやすくし、皮膚の皮脂腺を萎縮させて、皮脂腺の機能を低下させることにより、にきびを治していきます。トレチノインなどのレチノイド(ビタミンAの誘導体の総称)は、にきび治療薬として、欧米ではにきび治療の第一選択薬となっています。

適応となる症状

しみ、にきび、にきび跡、毛穴の開き、オイリー肌、しわ(小じわ)、色素沈着(ケガ、やけどの跡)

トレチノインの効果

  1. しみを排出しやすくする

    表皮の細胞を分裂・増殖を高めて、肌の再生を促します。皮膚の入れ替わりのスピードが高まり、しみを排出しやすくします。
  2. ピーリング作用

    古い角質を積極的にはがし、にきびをできにくくします。
  3. 皮脂のコントロール

    皮脂腺の働きを抑えて、皮脂の分泌を抑えます。にきび治療や肌のオイルコントロールに効果的です。
  4. 小じわを減らし、肌のハリを生む

    肌の再生を促し、皮膚のコラーゲンやヒアルロン酸の生成を促すため、小じわが改善し、肌のハリが生まれます。

トレチノインの使い方

① 洗顔します
② 保湿剤(ヒルドイド)などを使用して、保湿を行ないます。
③ トレチノインを、しみの部分からはみ出さないように、綿棒で薄く丁寧に塗ります。
④ 同時にハイドロキノンを塗る場合は、三分ほど待って、トレチノインが充分に乾いたら、ハイドロキノンを、しみの部分に塗ります。

トレチノインの注意点

使用方法をよく理解していただき、医師と相談しながら治療することが大切です。トレチノインは赤みや皮むけなどの副反応が起こることもありますが、そのまま治療を継続しても徐々に治まります。皮膚の状態に合わせて炎症を抑える薬を使用することもあります。治療効果が実感するには、少なくても3ヶ月程度必要です。トレチノインの成分は、誰でも血液中にごく微量流れているものですから、アレルギー反応を起こすことはありません。
目と口の周り1cm以内には使用しないでください。
治療中は、サンスクリーン剤(SPF30、PA++以上)を併用して、日焼けしないようにしてください。
古い角質が取り除かれるため、皮膚が乾燥しやすくなるため、保湿をしっかり行なってください。
治療期間中は避妊をしなければなりません。妊娠を希望する方、妊娠中の方はトレチノインの治療はできません。
熱と光に弱いため、冷蔵庫で保管して下さい。
冷蔵庫保存でも1ヶ月すると、効果が弱まってきますので、定期的に新しいトレチノインに変えるとより効果的です。
トレチノインは、「お肌の漂白剤」と呼ばれるハイドロキノンと一緒に使うと、より効果的にしみ、にきび跡の色素沈着の治療を行うことができます。
化粧品のレチノールには活性機能がほとんどないのでお肌に塗っても効果はあまりありません。通常市販されている美白剤(医薬部外品)は、メラノサイトがメラニン色素を新しく作る量を減らすような働きをする有効成分が微量含まれていますが、非常にその作用が弱い上に現在沈着しているメラニン色素を外に出してしまうような作用は全くないため、すでに存在しているしみはよくなりません。実際には臨床効果がなく、単なる保湿クリームという位置付けになります。

ページトップへ