液体窒素 新宿、皮膚科、内科、泌尿器科の新宿駅前クリニック。新宿駅西口の駅近で夜間診療もしております。

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液体窒素

液体窒素

液体窒素による治療法は、患部の凍結と融解を繰り返すことで皮膚の再生を促進させる治療法です。患部を凍結してもイボなどの原因ウイルスは死滅させることは出来ませんが、液体窒素を当てた周辺組織が障害を起こし内出血や水ぶくれになります。その後しばらく経過した後に内出血(水ぶくれ)の部分が脱落します。

このように、物理的に患部を取り除く治療方法になります。なお、液体窒素による冷却という物理的刺激を与えるため、どうしても痛みを避ける事はできません。また、患部の症状によっては治療が長期に渡ることもあります。そのため、途中で治療を降りてしまう患者さんもいらっしゃいますが、根気強く続けることで完治へと近づいていくことが出来ます。なお、この治療法は「いぼ冷凍凝固法」と呼ばれることもあります。

液体窒素による治療の内容

具体的な治療方法は、マイナス196℃の液体窒素を綿棒に染み込ませ、患部へ綿棒の先を接触させます。患部の広さに応じて綿棒の大きさを調整していきます。患部が低温やけどすることで、皮膚の異常組織が壊死します。壊死することで直下の皮膚組織が細胞分裂を始め、皮膚の再生が行われます。

いぼの治療の場合、皮膚の壊死と再生を繰り返すことで病根が徐々に皮膚表面近くへ押し上げられ、最終的には根絶させることができます。一度の治療では完了しないため、定期的に(通常1~2週間に1回)治療を行ないます。施術中は痛みを伴うため、適宜患者さんの反応を見て治療の程度を調整していきます。

治療の所要時間は5分前後で、治療開始から1週間ほどで患部に変化が現れ効果が実感できます。
なお、液体窒素療法は保険適用の治療で他の治療法と比較してもそれほど高価ではなく、また患者さんの年齢を問わず行うことができます。

液体窒素による治療後の経過

治療後は液体窒素を接触させた部分が赤く変化しますが、時間の経過とともに消えていきます。また治療後は患部周辺に痛みが1日ほど継続します。治療の程度によりますが、翌日辺りから水ぶくれや内出血が起こり、その後2週間ほど経過すれば新しい皮膚組織が生成され、そして患部がかさぶたになって剥がれていきます。

自然に剥がれない場合は、さらにしばらく期間を開け、器具を使って物理的に除去することで剥がしていきます。なお、やわらかい皮膚上で行った場合は炎症が強く起こり、数回以内の治療で患部を除去できます。

ただし、炎症後にはシミになるこがあります。できたシミについてはハイドロキノンなどによって、目立たなくなるように処置を行ないます。シミの元になるのはメラニン色素ですが、ハイドロキノンを使えばメラニン細胞に作用して、メラニン色素の生成を抑制する事ができます。ハイドロキノンを使用すると皮膚に刺激を感じる方もいるため、肌が敏感な患者さんには使用を見合わせることがあります。

液体窒素療法が効果的な疾患

ウイルス性の疣贅(ゆうぜい)に有効です。ウィルス性疣贅には、尋常性疣贅(いぼ)や男性器尖圭コンジローマ、ミルメシアなどがあります。その他の疾患としては、アクロコルドン(首のイボ)や老人性疣贅(脂漏性角化症)、小規模の血管腫などの良性腫瘍に対して有効であるとされています。およそ、皮膚表面から突出している小さな腫瘤のほとんどについて有効な治療法です。

なお、いぼの原因はヒト乳頭腫ウイルスに感染することで、疾患部位に触れることで他の部位へ感染したり、また接触した他者へ感染ることがあります。子供にも多く見られる感染症で、液体窒素により早期に治療することで他へ感染ることを防ぐことが出来ます。いぼの治療を行う際には他に内服薬や外用薬、またその他の治療法も存在するのですが、液体窒素で凍結させる方法は保険診療で行えることからも、広く一般的に行われている方法です。液体窒素窒素療法を行うことが困難であれば、適宜別の治療法に切り替えて治療を進めていきます。

液体窒素後の注意点

治療中と治療後に痛みを感じます。人によっては痛みを強く感じることがあるかもしれません。また、液体窒素を接触させた患部の皮膚組織は、凍傷で壊死することになるため、色素沈着することがあります。

治療の程度によっては水ぶくれや瘢痕(はんこん)、内出血が目立つこともありますが、しばらく経過すればかさぶたになり除去することができます。もし患部をいじったり潰したりすると、細菌感染により感染症に至ることにもなりかねないため、患部への接触は避けて下さい。もし治療期間中、患部に異変を感じたり痛みが長期間持続するような場合は、患部に触れず必ず主治医に相談して下さい。

なお、痛みを緩和するために痛み止めを服用することは禁忌事項ではありません。入浴やシャワーも日常的に可能です。
液体窒素療法は定期的に行うことが必要で、症状によっては治療期間が長期に渡る場合もあります。さらに、治療中と直後は痛みを伴うため途中で治療をやめてしまう方も多く見られます。継続して治療を続けることで良好な状態に近付いていきますので、治療を進める上で問題があれば主治医に相談して下さい。

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